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大人も子どもも「ぐっすり!」寝つきの良さは○○の加減で決まる?


7月といえば、夏休みが始まりますね。
学校での体育や、友達と遊ぶ機会が減る分体力が余るせいか子どもが中々夜すぐに寝てくれない…そんなお悩みがある親御さんも多いと思います。

大人でも、寝たいのに目が冴えて眠れない時がありますよね、実はそんな時に試してほしいのが部屋の明かりの調節なんです。

■眠りと部屋の明るさの関係

皆さんのお部屋は、一日を通してどんな明るさですか?
人間の睡眠と部屋の明かりは実は切っても切れない深い関係です。

人間は日中にしっかりセロトニンが分泌されると、夜に睡眠を促すメラトニンがつくられ自然と眠くなります。私たちは一日ごとにこのサイクルを繰り返しています。

このメラトニンは質の良い眠りに欠かない要素の1つですが、メラトニンの分泌を左右するのが明かりです。
自然の中では太陽が沈むとともに徐々に廻りが暗くなり、メラトニンが分泌され眠くなりますが現代日本は明かりが多く夜でも部屋の中はとても明るい家が多いです。

夜遅くなっても子どもがなかなか寝てくれない
夜目が冴えてしまって眠れない
寝たいのに眠気がどれだけ待ってもこない

そんなお悩みをお持ちの方にお部屋の照明はどういったものを使っていますか?とお聞きすると多くの方が「明るい照明」を使っていると答えられます。
他にも、寝る直前まで「テレビを見ている」「ゲームをしている」「スマホを見ている」等強い明かりに直前まで触れている事が多いです。

この明るさが「寝つきの悪さ」につながってしまう原因なんです。

先ほども記述したとおりメラトニンは暗く成る事で分泌されますが、明るい部屋の中では光がメラトニンの分泌を抑制してしまい、自然に眠くなる作用を妨げてしまいます。

それどころか、明るい光を一定時間以上浴び続けていると、身体が覚醒してしまい眠りのスイッチがなかなか入らないためいつまでたっても眠くならないという事態になってしまいます。

スムーズに入眠するためにおすすめなのは、夕方頃から照明をだんだんと暗くしていったり間接照明に切り替えたりして今の時間が暗い夜だという事を身体に認識させることが大切です。

実際に過去に子供たちを明るい部屋と、だんだん暗くなる部屋で実験が行われたところ「だんだん暗くなる」部屋のほうが、寝つきが良いという結果が出ました。

■いい眠りへの導入は色温度と照度から

睡眠時の照明はいろいろな好みがあると思いますが

真っ暗じゃないと眠れない派
明るくないと眠れない派
少し明かりがないと眠れない派

多くの人がこの3つの派閥の中のどれかに属していると思います。では、この中で一番睡眠に適しているものは何かというとそれは「少し明かりがある部屋」なんです。
意外な事に、少しの明かりがあったほうが人間は落ち着いて眠る事ができます。これは昔から人間が火を焚いて月明かりのもとで眠ることで身の安全を確保し安心できるためです。

真っ暗だと、情報が一切なくむしろ無意識に不安を感じてしまいぐっすりと眠れなくなるそうです。暗闇だとなんだか怖いと感じてしまうのは人間の本能からするととても自然なことなんですね。

眠るときは「間接照明をつけて眠る」

ここでいう間接照明の明るさは、暖かみのある赤やオレンジのライトの極少量の光です。

これが青い光だったり、明かりが強すぎればメラトニンの分泌の妨げや中途覚醒の原因になってしまうので要注意!目安としては月明かりと同程度の明るさがオススメです.
うっすらと明かりがあると、夜中に目が覚めてしまった時や災害時にも足元を確認できるので安心です。

 

■まとめ


今回ご紹介したのは「部屋の明かり」についてですが、寝つきの悪さの全ての原因というわけではありません。睡眠には食事の内容、生活習慣、お部屋の睡眠環境や寝具環境等など、様々なコトが関わっているからです。

ただ、一度にいろいろな事を直したり始めるのはとても大変なことなのでまずは簡単に変えることが出来る「部屋の明かり」からぜひ試してみてください。
間接照明以外でも、明かるさや光の色を加減できるシーリングライトなども電気屋さんなどで簡単に購入が可能です。

質の良い睡眠をとるという事は健康や美容にもとってもいい事です。睡眠から生活をゆたかに変えていきましょう!

 

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