2025.08.02
夜中に目が覚めて眠れない…スタッフの体験から学ぶ再入眠のコツ

「昨夜、夜中の3時にふと目が覚めてしまい、どうしても寝られなくて1時間がとても長く感じた…。」
先日、当店のスタッフがそんな体験を話してくれました。
夜中に目が覚めると、時計を見て「あと◯時間しか寝られない」と焦ったり、翌日の予定が頭に浮かんでさらに眠れなくなることがあります。
スタッフはそのとき、 ホットミルクにはちみつを入れて飲み、軽いストレッチをして体をほぐしたところ、ようやく再び眠ることができたそうです。
これは実は、睡眠指導士の視点から見ても理にかなった行動です。
目次
なぜ夜中に目が覚めるのか?
夜中に一度も目が覚めない人はほとんどいません。
人は「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」を90分周期で繰り返しており、眠りが浅いタイミングで覚醒することがあります。
問題は、 目が覚めたあと「眠れない」と焦って脳が覚醒すること です。
再入眠を助ける7つのポイント
1. ベッドから一度離れてみる
10〜15分たっても眠れない場合は、無理に寝ようとせず、静かで薄暗い部屋で過ごすと脳が落ち着きます。
2. ホットミルク+はちみつ
牛乳のトリプトファンとはちみつの糖分の組み合わせは、睡眠ホルモン(メラトニン)生成のサポートになります。
3. 軽いストレッチ
首回し、肩の上げ下げ、背伸びなど「ゆるめる動き」が自律神経を整え、再び眠りやすくなります。
4. 考え事はメモに書く
家事や仕事の心配ごとが頭から離れないときは紙に書いて「明日やる」と決めることで脳を休められます。
5. 呼吸法を取り入れる
「4秒吸う→7秒止める→8秒吐く」という 4-7-8呼吸法や、腹式呼吸は副交感神経を優位にします。
6. リラックスできる音や香り
静かな音楽やヒーリング音(雨音・波の音)、ラベンダーなどのアロマを軽く使うと心が落ち着きます。
7. 時計を見ない
「あと何時間しか寝られない」と意識すると脳がさらに覚醒するため、夜中は時計を見ない習慣が効果的です。
睡眠指導士からのアドバイス
夜中に目が覚めても、「眠れない自分」を責めないことが大切です。
横になって目を閉じるだけでも、脳と体はある程度回復します。
寝る前に 「明日の家事・やること」を5分で整理する習慣をつけると、夜中の覚醒を減らせることがあります。
快適な睡眠には寝具も大切
少ない睡眠時間でもしっかり休めるよう、寝具のサポートはとても重要です。
当店では今、近江の麻を使った寝具が人気です。
麻は通気性・吸湿性が高く、汗をかきやすい季節でも蒸れにくいので再入眠を妨げません。
そっと触れるだけで、手のひらに清らかな涼風が広がるような心地よさで
使うほどに柔らかく肌に馴染む自然素材です。
そのため、疲労を抱える方にもおすすめの寝具です。
まとめ
夜中に目が覚めたら、
「無理に寝ようとしない」「リラックス習慣を取り入れる」「時計を見ない」
これらを意識するだけで、再入眠の確率が高まります。
そして寝具や環境を整え、寝る前から良い睡眠サイクルをサポートしていくことが、翌日の元気につながります。
快眠、寝具(布団・枕)の
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FineOneは上級睡眠健康指導士がカウンセリングを元に、体格に合わせた寝具を
オーダーメイドします。まずはショールームでお試しください。
「話を聞いてみるだけ」でも歓迎しています。
この記事を書いた人

FineOne(ファインワン)店主 上級睡眠健康指導士
山下 結子
寝具に携わって25年以上、皆様の豊かな眠りをサポートするべく、日々研究を積み重ねています。共働きの三人の子どもの母として、疲れた時は寝る!悩みや心配事があっても寝たら気持ちが軽くなる!そんな「魔法の布団を創りたい!」と思いながら、毎日が少しだけ心豊かになる睡眠カウンセリングを心掛けています。
趣味:御朱印集め、スポーツ観戦、仕事、子育て